インター生の苦労は半端じゃない

2020年12月28日
【まなび舎日記】
クアラルンプール マレーシア

『塾長!もうなんか、めっちゃ出来るようになった!俺って天才かも?!』

インタースクールyear8のE君です。

在マレーシア暦は、5年以上。私より先輩です。

彼は、まなび舎で数学と国語を受講しています。

入塾の際、お母さんから、
『インタースクールに通っていますが、高校は日本で受験させたいのです。特に数学が苦手なようなので、なんとかよろしくお願いします。』

との使命を受けておりました。

インタースクールに通っていると、学習プログラムが日本のカリキュラムとは全く異なりますので、そのまま日本の高校受験を目指すとなると、かなり無理があります。

そこで数学については、日本の学習プログラムに沿った形で勉強しています。

数学が苦手だったと言うことなので、調べてみたところ小学校の単元のところに学力の穴を発見しました。

中学の数学は、小学校の算数が理解しないまま進んでしまうと、できなくなってしまうんですよね。

小学校の時は、算数はまあまあ出来ていたのに、中学校になった途端に急にできなくなったパターンです。

そこでE君には、小学5年生の算数からやり直して貰いました。

『そもそもE君は、どうしてまなび舎に来ようと思ったの?』

『他の塾に通っていたんですが、その塾は良い塾だと思いますし、先生もいい先生だと思うんですが、説明を聞いても理解できなかったんです。多分、僕のせいだと思います。』

E君ってなんと優しい子なんやろう。。

普通、説明されてもわからない場合は、塾の先生のせいにしますが、

彼は、

『わからないのは僕が悪いからです。』

と、言ったんですよ。

もうびっくりしました。

私は今まで、何千人もの子供たちと一緒に過ごしてきましたが、

塾生から、こんな発言を聞いたのは初めてです。

小学校5年生の算数からやり直したE君は、現在一次方程式の文章問題の最終レベルまで進んできました。

そんな彼だからこそ、異例の早さで着実にステップアップして来れたんだろうなと思います。

『塾長!最初これ、マジで難しいと思ったけど、やってみると意外に簡単やってことが、わかってきました!』

『そうそう!基礎さえしっかりしていれば、数学って実は簡単なんよ。。小学5年生からやり直して良かったやろ??』

『はい、本当に良かったです。ありがとうございます。』

『それはそうとインターの勉強は英語でやってるんやろ?
どうなん?授業は、わかるの??』

『先生との会話や友達との会話はよくわかるんですが、いざ勉強となると本当にわからないです。英語を聞いたり話したりする事と勉強する事は、全然違うと思います。』

『そうなんや、で、わからなかったらどうやって勉強してるの?』

『わからない単語が出てきたら、ひたすら単語を調べまくって、紙に書いて覚えていってます。一番難しいのは、歴史です。』

インタースクール生の苦労は半端じゃないですね。

がんばれーーー❣️

ずっと応援してるよー❣️