ちゃんと読む!

2020年5月13日

【5/13 まなび舎日記】

Kuala Lumpur マレーシア

こんにちは。

3/18から急に始まったlockdown。
政令も、MCOからCMCOに変化し自粛生活も緩和されながら日々の生活も少しづつ自由になってきたマレーシアです。

教室も休校の中、今日保護者のお母様から
嬉しいお便りが届きました。

インタースクールに通っている中3のS君。
彼は、忙しい学校生活中でも一週間に一度まなび舎に通い読書をしてくれています。

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昨日、初めて息子か一冊本を一気読みしました!!

MCOが緩くなったので日本人会の図書室に行ったんです。家で読む本を選んでおいでというと、ちゃんと自分の意思で読む本を選んでいました。

今までは、言われたから仕方なくっていう感じだったのですが、今回は今までと感じが違いました。

帰りの車で、息子が主人とアニメのワンピースの話をしていましたが、家に帰ってからもう一度その本を読みながら「あぁ僕、今まで絵しか見てなかったわ。。ちゃんと読んだら書いてあるね」と言ったのを聞いて、やっと「読む」って事が出来るようになったんだなと思いました。

その後、気がついたら借りてきた本を読んでいて、4時間くらいで一気に読み終えました。

読んだ本は「おおかみこどもの雨と雪」です。

日本行きの飛行機の中で私が見てたのを、横からチラチラ見ていたらしいです。ところどころ知ってるところがあったと言っていました。

斜め読みかもしれないけど、とにかく一気に読みきるっていう経験をしてくれた事が本当に嬉しいです。

学び舎で「読む」という訓練をしていただいたからだと思います。
ありがとうございます。

嬉しかったのでご報告まで^_^

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というご連絡を頂きました。

インタースクールに通う彼は去年、半年に亘って日本漢字検定試験に挑むことを決めました。

それはお母様からの「漢字が分からないと日本語が理解できない」という教えから、日本語から離れて英語を勉強していた彼もそのお母様の勧めに納得し夏休みや冬休みを利用して漢字の勉強に時間を費やしました。

段階的に級を合格し、そして今回以前から目標としていた級に見事合格してくれました!

そして、このMCOの期間を利用して読書を自分から行うようになったそうです。

何かのきっかけで、いつどこで今までとは違う自分に出会えるのかは誰にも分かりません。

大学生になってから、「先生、僕最近本を読むことが好きになってきたんです。この僕がですよ?笑 不思議ですよね〜」と、メッセージを送ってくれる日本の塾生もいました。

S君のように、まなび舎での読書週間が彼の新しい【なにか】に繋がっていけたらとても嬉しいですよね。

そして、最後にお母様が仰ったお言葉は、

【読書とは、「読む」のではなく「丁寧に読む」という事ですね。そして、イメージを膨らませるいう事なんですね。】
というものでした。

本当にその通りなんです!

これからのS君の読書が楽しみですね❣️

早く教室が再開できるよう、心からその日を待ち望んでいます。

みんなに早く会いたいです‼️