漢字を学ぶ意味
2月15日 漢字検定を当塾で実施致しました。
今回は漢字を学ぶ意味を私なりの見解で少し書かせていただきたいと思います。
漢字を学ぶということは、単なる読み書きの習得にとどまりません。
日本語は世界的に見てとても複雑な言語です。というのも日本語は「漢字」「ひらがな」「カタカナ」を使い組み合わせ使う言語になります。
特にその中でも漢字は表象文字といい「意味(イメージ)を持つ文字」です。
Ex)
①【毎春私たち家族は、近くの公園でお花見をします。】
②【まいしゅんわたしたちかぞくは、ちかくのこうえんでおはなみをします。】
上の文章はパッと見たときに桜の木の下で家族とお花見をしているイメージが出たのではないかと思います。
でも一方下の文章はというと。読みにくく大人でも理解しにくいのではないでしょうか。
漢字は、読める・書ける・イメージするという少し複雑な力が必要になりますが
漢字を知っているか知らないかでこれだけのイメージ力、読解力、延いては論理的思考力、読むスピードにも差が出てきます。
漢字がわからない世界で生きるというのは常に例文の②状態で文字を見ていく事になります。
それは勉強をしていくうえでかなり不利になります。
また、日本の小学校3年生までは文字の読み書きにフォーカスをする段階の為、漢字がわからなくても何とかやり過ごせます。
ただし、4年生からは各教科を学ぶ授業へ移行していきます。
それに伴い教科書で使われる言葉の抽象度がぐんと上がります。
二字熟語もたくさん出てきます、ここで勉強につまずきだす子が日本にいても圧倒的に多いのが現状です。
ここで言いたいのは、勉強をしていないからわからないのではなく言葉がわからないから勉強で躓くということです。
言語の世界ではこれを「9歳(10歳)の壁」と呼んでいます。
この4年生に上がるにあたり、漢字と意味をしっかりと押さえていかなければ勉強が難しく感じてしまい、一気に勉強のやる気が起きなくなる現象が生まれます。
Ex)
【算数】約数 面積 角度 平行 垂直
【理科】反射 観察 現象 個体 期待
【社会】産業 貿易 防災 文化 流通
【国語】要点 具体 抽象 比較 等々
日本語でこれらの熟語を押さえなければ、母語が日本語の子達は英語においても伸び悩むのは明白です。
漢字を学ぶということは自分の認識する世界をよりくっきり、深く理解し押し広げるツールです。
漢字を味方につけると見える世界が変わります。
だから私は、漢字を学ぶのだと思います。
それでは、次回の漢字検定でお待ちしております。
次回は6月21日(日)予定です。
※まなび舎塾生でアンケートを取り10名以上であれば開催となります。
まなび舎
教室長 萱場
